薬剤師は人材不足が課題となっていることから求人が多く、就職や転職がしやすいことが知られています。転職したい、再就職したいなどと考えた場合に1ヶ月あれば入職して働き始めることができるのでしょうか。在職中で転職先を探す場合と、専業主婦などで無職の状況から就職先を探す場合に分けて実態を紹介するので参考にして下さい。

求人の可能性あり!70代薬剤師

転職の場合に必要なこと

在職中の薬剤師が転職して新しい職場で働きたい場合に1ヶ月という期間が十分なのかどうかを考えるには、入職までに何をしなければならないかをまず把握することが大切です。大まかに言えば求人を探すこと、応募して選考を受けて内定を得ること、現職の職場を退職することの三つが必要になります。

一般的な転職の流れとしては退職してから求人を探し始め、希望の求人を見つけて応募して選考を受けていくという形が挙げられます。このような方法で1ヶ月で入職するのは現実的には厳しいでしょう。退職手続きにかかる期間は法律で定められている14日間よりも短いことはあまりありません。

引継ぎなどをしていると2週間どころか1ヶ月かかってしまうこともよくあります。仮に退職手続きがスムーズに進んだとしても求人を探して応募し、選考を受けて入職するまでにはやはり2週間以上かかってしまうのが普通です。

薬剤師の場合には求人はたくさんあるので求人サイトを使えばすぐにでも見つけられます。より良い求人を探そうとすると比較吟味が必要になるので時間がかかりますが、必死に探せば数日のうちには候補が見つかるでしょう。

ただ、応募するには履歴書と職務経歴書が必須の場合がほとんどで、提出してから書類選考の結果を待たなければなりません。履歴書や職務経歴書の内容を吟味してアピール力のある内容に仕上げようとするとすぐに書き終えるのは難しく、数日はかかってしまうのが普通です。

書類選考がどのくらいかかるかは応募先によってかなり違いますが、中小の調剤薬局やドラッグストアであれば二、三日のうちに選考結果が出て通知されることもあります。

大手の調剤薬局やドラッグストア、あるいは病院や製薬企業になると社内プロセスを通すのに時間がかかるので早くても一週間くらいというのが一般的です。書類選考を通ったとしても次に面接選考を受けなければなりません。

面接は1回から3回が標準的で、薬剤師の場合には中小の調剤薬局やドラッグストアなら1回ということもありますが、それ以外では2回か3回が普通です。

選考を通るごとに次の日程を決めるという流れになるため、日程調整でかなり時間がかかりがちです。結果として週に1回ペース未満での面接になる場合が多く、さらに面接の結果通知を受け取れるまでに数日から1週間かかることから、面接が1回でも書類選考を通過してから少なくとも2週間がかかるというのが通例です。

転職でもやり方次第では1ヶ月あれば実現可能

このようにして考えると薬剤師であっても1ヶ月で転職するのは難しいと考えられてしまいがちですが、やり方次第では薬剤師が転職をするときにも1ヶ月で入職に至ることができます。退職手続きと選考への応募を同時並行で進めていけば、どちらも1ヶ月の猶予があることになります。

大抵の職場では退職手続きは1ヶ月あれば終えることができ、求人への応募後のプロセスも3週間から4週間で終わるので、内定後にすぐに入職できるのであれば1ヶ月以内の入職も可能なのです。

ただ、手際よく退職も求人探しや応募も進めていくことは必須になります。

無職の場合に必要なこと

専業主婦などで無職になっていて在職中ではないという場合には退職の手続きは必要がありません。

そのため、転職のときに比べると必要なプロセスは少なくて済みます。求人を探して応募し、選考を通って入職を遂げれば良いということになります。

退職手続きと並行する必要がない点で有利なのは確かですが、無職の場合には直前の職歴がないのが問題になりがちです。ブランクがあったり未経験だったりすると求人に応募しても採用を見送られてしまう可能性があることは否めません。

それが原因で内定を得るまでに何度も選考を通れず、1ヶ月以内に入職できないという可能性はあるでしょう。

無職からでも1ヶ月で入職は可能

無職からでは経験や職歴が問題になるのはあくまで一般的な事情で、薬剤師の場合には少し状況が異なります。資格を持っている人なら現場で育てていきたいという調剤薬局もたくさんあります。また、ドラッグストアなどでは未経験でも有資格者なら採用したいというケースが多く、採用を前向きに検討してくれるところも見つかりやすいのが現状です。

重要な資格を持っている人材として捉えてもらえるため、未経験者やブランクのある人でも採用したいというところを見つけられればスムーズに内定を得られる可能性が十分にあります。採用プロセスが早ければ応募してから1週間程度で内定が出ることもあるというのが実態です。

1ヶ月で就職や転職を進めるコツ

以上のように就職でも転職でも大変なのは確かですが、1ヶ月で入職に至ることは現実的には可能です。やり方が重要になるので、退職手続きをしながら応募先を探したり、未経験やブランクがあるという状況でも受け入れたいと考えている施設を厳選したりすることを重視するのが賢い方法でしょう。

エージェントを利用するのは魅力的な方法で、在職中でも求人を選んで紹介してくれるだけでなく、退職手続きのサポートもしてもらえます。施設からの希望もよく理解しているので無職の人が就職先を探しているケースでも受け入れてくれる可能性が高いところをピックアップしてもらうことが可能です。

1ヶ月以内に就職や転職を遂げたいという希望に対してもエージェントは誠実に応えてくれます。面接日程の調整をスピーディーに行ったり、推薦をして書類選考のプロセスを早めたりしてくれるサポートがあるので、急ぎで職場探しをしたいときには積極的に活用しましょう。

薬剤師は1ヶ月あれば就職も転職もできる

急いで就職先を探したい、すぐにでも転職して別の職場で働きたいという人にとって短い期間で次の仕事先を見つけられるかどうかは切実な問題です。薬剤師の場合には人材のニーズが高いお陰で求人探しから始めても手際よく進めれば1ヶ月で転職も就職もできます。

全体像を理解し、エージェントなどを利用して上手に進めましょう。